いつまでも浸かっていたい/自分の隠れ家

安宿が好きでよく通ってた温泉があります。
それは南信州の大鹿村にあり、地名に「鹿」が付くぐらいで野生の鹿が多いところ。
そんな山奥の小さな村の高台にポツンとある「露天風呂」が僕の隠れ家です。

夜中にひとり、ちょっと寂しい村の灯りを見下ろしながら暗〜い湯船に浸っていると、心もカラダもしみじみ温まってきます。
ホント時間が止まってるんですね、過去も未来もなく、いまが永遠に続くような気分。
このままず〜っと浸っていたい、それを味わいに行ってたような。

最近は「中央リニア」のトンネル工事が続いていて、宿の近くに建設事務所が陣取ったり工事の10tダンプが忙しく行き交うようになって、せっかくの隠れ家感が…。

最近は気分的にちょっと離れてしまい行けてないんだけど、また落ち着いたら訪問したいですね。
それまでちょっとお預け。
でも「気分で」閉業してしまいそうな主人なので、その時まだ営業しているかどうか?!
〜そんな勝手気ままな雰囲気も魅力の隠れ家なのです。(上田郁夫)

上田郁夫 株式会社500G

大阪・東京の広告制作会社/広告撮影/動画撮影 株式会社500G