プロジェクトストーリー
私たち500Gのスローガンである「ごきげんクリエイティブ」を、どのように体現しているのか?
実際のプロジェクトを例に、プランニングフェーズからご紹介します。
「憧れの暮らし」を 憧れのまま、リアルに魅せる。
カメラマンが多数在籍する500Gでは、
複数のカメラマンがチームを組んで
ひとつの現場にあたることも可能です。
大阪を中心に高い人気を誇る
ホームビルダーである泉北ホーム様の撮影では、
写真では表現できない暮らしの魅力を伝えるために、
一般的な建築写真とは全く異なるアプローチを
プラスアルファでご提案しました。




ありきたりな
建築写真ではない「B案」を。
ハードだけでなく、
「暮らし方」を提案。
泉北ホーム様は、大阪を中心に注文住宅を提供するホームビルダーです。オプションを付けなくとも、初めからグレードの高い仕様や設備をパッケージ化した「フル装備の家」が特長で、高性能でありながらコストパフォーマンスに優れていることから、人気を集めています。
もともと「フル装備の家」は、そこに暮らす人の命と健康を大事に考えるからこそ生まれた商品ですが、近年では多くの人が見過ごしてしまっている暮らしの困りごとにフォーカスし、住まいというハードだけではなくモデルハウスを通した暮らし方の提案についても注力されています。実際にモデルハウスを見学させていただくと、収納や家事、生活の導線がしっかりと工夫されていることがわかりました。また遊び心のある造作や上質なテクスチャーなど、その場に立ってみて初めてわかる魅力がいくつもありました。
「暮らし」の魅力を
写真で伝えるために。
大多数のハウスメーカーやホームビルダーでは、その住まいがいかに魅力的に見えるか、特にデザイン面を引き立たせるための撮影方法を選択しがちです。もちろん、それも重要なのですが、今回の泉北ホーム様のモデルハウスにおいては、ありきたりな建築写真には写らない「暮らし」の魅力を伝えなくてはなりませんでした。そこで私たちは泉北ホーム様に、ご要望のA案とは別に500Gからのご提案として「B案」の撮影もあわせて行うことを承諾いただきました。
女性アートディレクターと、
3人のカメラマン。
ターゲットに近い目線で、
上質かつリアルな写真を。
「B案」で目指したのは、Instagramのインフルエンサーの投稿によく見られるような、女性目線で切り取られた上質な暮らしの写真です。見栄えがするけれども演出しすぎではなく、上質だけれどリアルさを感じられる暮らし。そこで、アートディレクターには500Gのカメラマン兼ディレクターの女性スタッフを起用しました。女性ならではの目線での切り取り方を得意とするこのアートディレクターが、クリエイティブを統括。また、ターゲット層に近い年代であることから実のお子さんとともにモデルとして参加することとなりました。これによって、子供の笑顔も自然な表情となり、リアルな暮らしのあたたかみを写真に加えてくれるアクセントとなりました。
3人のカメラマンが、自由な発想で「ごきげん」に撮影。
暮らしの魅力を伝える上で、重要な要素はいくつかありました。まずひとつは家具やインテリアをはじめとする小道具です。これらをさりげなくちりばめ、モデルとなる家族がリラックスした空気の中で過ごせるような空気感をつくり、リアルな暮らしのカットを探っていきました。私たち500Gは、「ごきげんクリエイティブ」をスローガンに掲げることからもわかるように、現場の空気感を非常に大切にしています。一人ひとりがクリエイティビティのテンションを保ったまま、自由な発想でより良いクリエイティブの発見を目指すためです。まるでその場でブレインストーミングを展開するように、画角を探り、演出を変え、時には冗談を交えながら、自らの想像さえ超えるような写真を求めて撮影し続けました。また、撮影はカメラマン3人体制で臨みました。それぞれのカメラマンが自らの特性を活かして撮影していくことで、同じ現場でありながら実に多種多様なイメージを表現することができました。
建築写真ではありえない
ライティングで時間を表現。
もうひとつこだわったのがライティングです。一般的な建築写真では、住まいを広く見せるためにも極力明るい照明を用いるケースが大半です。ただそれはある意味、ハードのスペックを見せるための写真であって、暮らしの魅力を伝えるためにはまた異なるアプローチが必要となります。そこで私たちは、暮らしのリアルさを演出するために、時間軸を意識した撮影方法を取り入れました。自然光をできるだけ活かすことはもちろん、日が暮れはじめたダイニングを演出するために、窓の外側に暗幕を張って光を遮るといった工夫も行いました。その他にも、建築写真ではありえない逆光を利用した写真なども撮影しました。
手に取ったときの感覚にまで
「企み」を巡らせる。
暮らしの上質さを伝えるために、
細部までこだわる。
こうして撮影した写真を用いてパンフレットを製作する際には、紙の質にも非常にこだわりました。パンフレットは、モデルハウスを訪れる前のお客様が実際に手に取れる数少ないアイテムのひとつです。泉北ホーム様の家の魅力、そして何より暮らしの上質さを伝えるためにはその手触りにもこだわりたいと考えました。とはいえ紙のグレードアップはコストにそのまま反映されます。そのため、中のページはコストを抑えられる一般的な上質紙を採用し、手に触れる部分である表紙周りだけを、より上質さを感じられる厚みのある用紙「ヴァンヌーボ」に。さらに全体のページ数も、お客様が受け取った際に一定の重厚さを感じられるように、パンフレットとしての厚さを意識しました。印刷にあたっては印刷会社の協力のもと実際に束見本を4パターン作成して、手触りやその他のアイデアの実現可能性を探りました。一方で、より多くのお客様にお渡しできるように、低コストで印刷できるダイジェスト版のタブロイド版も制作しました。またあわせてWeb上で展開するランディングページもご提案しました。
自分たちの想像も超える
クリエイティブとの出会いへ。
こうして出来上がったパンフレットを手に取った泉北ホームのご担当者様からは、「これまでお客様に伝わりづらかった、住んでからの『暮らし』を想像していただけるものができたと思います。わたしたちのブランドの伝わり方も大きく変わるのではないかと今から楽しみです」とうれしいお声をいただきました。
泉北ホーム様のコンセプトである”家という「うつわ」を提供するだけでなく、日々の困りごとを解決し心のゆとりを保てる「暮らし」を提供したい”という想いを表現するコンセプトブックができました。
私たちは、これまで通りの型にはまったクリエイティブを変えていきたいと思っています。「ごきげんクリエイティブ」のスタンスのもと、お客様からいただいたご依頼の枠に収まらない、私たちならではの視点から解決策を探る「B案」をご提案させていただきます。
お客様と私たちが同じゴールを目指し、共につくりあげていくことが、成果につながると考えています。
500Gの現場は
モノづくりのワクワクと
アイデアにあふれています。
制作してくださったコンセプトブックは、おかげさまで期待していた以上の仕上がりで、社内からも高評でした。
熱量を感じる撮影現場に、私たちも自然とモチベーションが上がり、想いのこもったコンセプトブックとなりました。
500Gさんは、ご依頼させていただいた撮影だけでなく、私たちの想いや伝えたいこと、課題の本質を汲み取ってくださり、期待以上のものをつくりあげてくださいました。現場では、プロ同士が意見を出し合いアイデアが生まれる瞬間に、いつもとてもワクワクします。
大阪を中心に、関西で新築注文住宅を手がけるホームビルダー。ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーで2度日本一に輝く省エネ性の高い住まいを「コストパフォーマンスに優れた価格」で提供。オプション追加前からグレードの高い標準仕様の「フル装備の家」も相まって、施主はもちろん業界関係者からも高い評価を受けている。
大阪を中心に、関西で新築注文住宅を手がけるホームビルダー。ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーで2度日本一に輝く省エネ性能の住まいを「手の届く価格」で提供。オプション追加前からグレードの高い標準仕様の「フル装備の家」も相まって、施主はもちろん業界関係者からも高い評価を受けている。
私たちが目指すもの
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